中年太りは万病の元?
中年太り、つまり「肥満」は万病の元といわれており様々な病気を引き起こします。たとえば体重が増加し食事量が増えると、塩分の摂取量が増える。そうすると血圧が上昇し、すい臓の機能が低下するために高インスリン血症となって、体の中にナトリウムを貯蓄するため血圧が上昇します。
すい臓の機能が低下してインスリンの働きが悪くなることによって糖尿病になります。標準体重の人と比べて二倍から三倍の発症率になると言われています。
また中年太りは上記の病気だけではなく、脂肪肝、動脈硬化症、睡眠時無呼吸症候群などの様々な疾患も出てきます。また最近の研究では「癌」も標準体重者の1.3倍の発症率が報告されています。つまり中年太りは病気の前兆といっても過言でありません。
何故中年太りになる?
それではなぜ中年太りをするのでしょうか?それは消費するエネルギーよりも摂取するエネルギーの量が多いことが原因だと考えられます。
また一日の食事の回数が少ないと中年太りになりやすいといわれています。なるべくは食事を抜かずにバランス良く三食食べるようにすることが中年太り解消のコツだと考えられますが、なにより一番大事なことは適度な運動です。運動不足になると消費するエネルギーが少なくなり、エネルギーが、体の中に貯蓄しやすい状態になってしまいます。
中年太りの特徴
中年太りの特徴。
○食べる量は増えていないのに太る。
○生活習慣は変わっていないのに太る。
○特にお腹や下半身が太る。
○40代ごろから急に太りだす。
中年太りは基礎代謝の低下により、知らず知らずのうちにカロリーオーバーになっています。
更年期をむかえると卵巣ホルモンのエストロゲンが低下します。
これは痩せやすい時期をつくってくれるホルモンで、このエストロゲンが
低下すると満腹中枢を刺激する働きが減り、食べ過ぎてしまう傾向になります。
その他にも更年期障害の症状も現れ、イライラや体調不良でストレスがたまり、暴飲暴食をしてしまうなどにより、この時期に太ってしまうのです。
糖尿病について
糖尿病は過食や運動不足がもたらす現代病です。日本では40歳以上の10人に1人は糖尿病といわれていますが、糖尿病人口がここ数年急激に増えています。
糖尿病が怖いのは、その初期において自覚症状なしに合併症を引き起こすことです。
恐ろしさの第2は、一度糖尿病にかかったら、決して治ることがないということです。
糖尿病にかかると抵抗力も弱くなるので注意が必要です。早期発見のためには最低でも年1回の定期検査を受けるようにしましょう。
糖尿病による合併症
糖尿病には急性合併症と慢性合併症があります。
急性合併症。
急激に血糖値が上がって意識を失う糖尿病性昏睡で生命にもかかわります。
慢性合併症。
慢性合併症は、気づかないうちに進行し、様々な病気を引き起こします。3大合併症として、糖尿病性網膜症・糖尿病性神経症・糖尿病性腎症があります。
このうち糖尿病性網膜症は、眼底の血管がつまったり、出血したりするもので、年間3000人以上が失明しており、成人の失明の最
大原因です。
糖尿病性神経症は、比較的早くから現れ、足のしびれ、痛み、つり、冷え、ほてりなどの症状があり、重症になると小さな傷で壊疽になることもあります。
糖尿病性腎症は、タンパク尿からはじまり体がむくみ、腎不全の原因となり進行すると人工透析が必要になります。糖尿病による人工透析患者は、年間1万2000人に上り、腎不全による透析導入の最大原因です。